1.ストラトキャスターとの出会い
ギターを始めて30年が過ぎました。
最近、何故だかわからないけれど、友達の家で初めてギターに触れた頃の映像をつい昨日の様に思い出します。
TOKAIという日本製のストラトキャスターでした。
もちろんその時は弾けるわけでもなく、
そのギターの持ち主の家から帰り際、無造作に壁に立て掛けられたギターの弦を指でじゃらんと触れてみただけなのですが、
妙にリアルに映像として脳に焼き付いています。
“3つ子の魂100まで”と言います。
3才ぐらいまでの幼少期に身に付いたものは、その後一生変わらない。
という様な意味ですけど、私はその時15才でしたが、その後ストラトキャスターが一番好きなのは未だ変わりません。
2.何故ストラト好きになったのか?
ジミヘンやジェフベックやリッチーブラックモアが使っていたからです。
3.ストラトの構造を最大限に活かす奏法
この人達はストラトの構造を活かし様々な音色やフレーズを弾きました。
トレモロアームはもちろんですが、3つあるピックアップを素早く切り替える事が出来るピックアップセレクター。
現代のギタリストはあまり活用しないテクニックかもしれませんが、
ストラトギターの弦から近めにあるボリュームノブを、小指を巻きつけるようにして変化させながら弾くと、
アンプサウンドの歪み具合が変化して、フレーズのニュアンスを様々に変化させる事が出来ます。
同じ要領で、ボリュームノブを操作しながら弦を弾くアタック音を消して弾くバイオリン奏法もやり易いですし、
トーンノブでワウワウの様な音色も出せます。
しかし、今回のこのブログのテーマ。
“ギターのトーンとピッキング”
エレキギターでストラトと云えば、必ずレスポールが引き合いに出されます。
4.ストラトとレスポールの違いとは?
このレスポールと、ストラトのスイッチ類の場所や構造は大きく違いますし、
自ずと弾き回し具合やサウンドが違います。
個人的にはレスポールを19か20才の頃1年ぐらい使ったきり所有した覚えがありません。
重いイメージと、座って弾く時にボディの凹みが太ももの良い場所に乗らず、
右手ピッキングの位置が左手に寄りすぎてバランスが取りにくいのです。
それに加えてレスポールの右手側のネックまでの範囲は、ストラトより随分狭い感じがします。
この狭さがレスポール特有のブレない王道サウンドを生み出すのだと思いますが、
どこか無難な印象で好みではなかったのです。
一方、ストラトの右手側のスペースは、エフェクターやアンプの設定を変えなくても瞬時にピッキングの位置や当てる角度を変え、
トーンやニュアンスを変える事が出来ます。
5.ブルースを基本に持つギタースタイル
ジミヘンや、ジェフベックなどのブルースを基本としたギタースタイルが好きな私には、
これが出来ないと変化が付けづらいのです。
6.まとめ
しかし、今友人に貸して貰っているカスタムショップのレスポールを弾いて、素晴らしさにやっと気づきました……..。(◞‸◟;)
喰わず嫌いはいけないですね。
皆さんはストラト派、それともレスポール派でしょうか?
高木
親子で始める子供ギター教室
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